BBC News, ニュース - ホーム
トップ記事
ノーベル平和賞のマチャド氏、ノルウェー到着 10カ月ぶり公の場に
今年のノーベル平和賞を受賞した、ヴェネズエラの反体制派指導者マリア・コリナ・マチャド氏(58)が11日未明、ノルウェー・オスロに到着し、ホテルのバルコニーから沿道に集まった人々に手を振って応えた。マチャド氏が公の場に姿を見せるのは10カ月ぶり。10日に当地であった授賞式には娘が代理で出席した。
ノーベル平和賞授賞式、マチャド氏の娘が代理出席 演説を代読
ノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーの首都オスロで開催された。同賞に選出されたヴェネズエラの反体制派指導者マチャド氏は授賞式に間に合わず、娘が代わりに賞を受け、演説を代読した。複数報道によると、マチャド氏は11日未明にオスロに到着し、ホテル前に集まった人々に笑顔で応えた。
アメリカ、観光客に過去5年間のSNS情報を求める方針 英国人や日本人も対象
アメリカへの観光客は入国の条件として、ソーシャルメディアの過去5年間の利用情報を提出するよう求められる可能性が出てきた。イギリスや日本を含む数十カ国からの人々が対象になる。米当局が10日、こうした措置を提案していると、明らかにした。
英米仏独の首脳、ウクライナめぐり「集中作業」続くと ゼレンスキー氏は「選挙の準備できている」
英仏独の3首脳は10日、ウクライナでの戦争をめぐり、トランプ米大統領と共同で電話で協議した。終了後には、戦争終結に向けたアメリカ主導の計画について、今後数日は「集中的な取り組み」が続くと語った。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、選挙の実施を避けるためにウクライナが「戦争を利用している」というトランプ氏の主張に対し、アメリカなどの支援で安全が確保されるなら、選挙は60~90日以内に実施できるとしている。
米軍、ヴェネズエラ沖で石油タンカーを拿捕 トランプ政権が圧力強める
アメリカのトランプ大統領は10日、軍がヴェネズエラ沖で石油タンカーを拿捕(だほ)したと発表した。ヴェネズエラのマドゥロ政権への圧力を大きく強めた格好。
イタリア料理がユネスコ無形文化遺産に 「家族やコミュニティーとつながる手段」
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は10日、イタリア料理に特別な文化遺産の地位を与えた。ピザを含むイタリアの人気料理は、すでにユネスコの「無形文化遺産」に登録されているが、今回はさらに、イタリアの料理の伝統と、それが実践され伝えられる方法が認定された。
韓国、中ロの軍用機が防空識別圏に進入と抗議
韓国政府は10日、中国とロシアの軍用機が韓国の防空識別圏(ADIZ)に���入したとして、韓国に駐在する中ロ両国の武官に抗議した。ただし、韓国の領空の「侵犯はなかった」としている。一部の国はADIZを設定し、外国機が進入する場合には事前許可を求めている。ADIZは、国際法上の主権空域には含まれない。
16歳未満のSNS禁止法、オーストラリアで施行 世界初
オーストラリアで10日、16歳未満のソーシャルメディアの利用を禁止する法律が世界で初めて施行された。ティーンエイジャーの多くは、同日からアカウントが使えなくなった。
ビデオ, 「祖国英雄の日」にロシアの人たちは……「必ず勝利する」, 所要時間 2,38
ウクライナの全面侵攻開始から来年2月で4年になる中、ロシアのプーチン大統領は戦争の行方に自信を深めているとされる。「祖国英雄の日」を祝う式典が行われた9日、モスクワ近郊の町では子どもたちが「未来の祖国を守るのはあなたたち」と教えられ、市民は「私たちが必ず勝利する」と強調した。
話題のニュース
トランプ氏、欧州諸国は「衰退している」と 欧州首脳は「弱い」とも批判
アメリカのトランプ大統領は9日、欧州指導者らを「弱い」と批判するとともに、アメリカによるウクライナ支援を縮小する可能性を示した。米政治専門サイト・ポリティコのインタビューでの発言。
【解説】 アサド政権の重圧が消えシリアは前より軽やかな印象、しかし今では新しい問題がある BBC国際編集長
シリアのアサド政権を倒してから1年、アフメド・アル・シャラア暫定大統領はトランプ米大統領を含め、西側諸国のほとんどから支持されている。しかし、シリア国内には問題が山積している。
タイとカンボジアの衝突続く アメリカは戦闘停止を要求
タイとカンボジアの国境地帯で10日、両国間の衝突が3日目に突入した。アメリカ政府は双方に、「直ちに敵対行為を停止するよう」要求した。今回の紛争では少なくとも10人が死亡、数十万人が避難している。
ウクライナでイギリス軍の一員が事故死
イギリス国防省は9日、イギリス軍の一員がウクライナで事故死したと発表した。新しい防衛能力の試験を視察中だったという。国防省は声明で、「彼は前線から離れた場所で、ウクライナ軍が新しい防衛能力を試験する様子を視察していた最中に、悲劇的な事故で負傷した」と明らかにした。
トランプ氏への「FIFA平和賞」授与、「政治的中立」の内規に違反と人権団体
国際サッカー連盟(FIFA)が新たに創設した「FIFA平和賞」をアメリカのトランプ大統領に授与したことをめぐり、英ロンドンの人権団体は9日、FIFAのインファンティーノ会長が政治的中立に関する内規に違反した疑いがあるとしてFIFA倫理委員会に調査を要請したと明らかにした。
ジャカルタのオフィスビルで火災、少なくとも22人死亡と警察 日本企業も入居
インドネシアの首都ジャカルタのオフィスビルで9日午後、火災が発生し、少なくとも22人の死亡が確認された。警察が発表した。
フランス首相、重要な社会保障予算案の採決で勝利 次は本予算案
フランスの国民議会(下院)は9日、分断が続くなか、来年度の社会保障予算案を可決した。ルコルニュ首相にとっては、重い試練を一つ、どうにか乗り越えた格好となった。
米パラマウント、ワーナーに新たな買収案提示 ネットフリックスに対抗
米パラマウント・スカイダンスは8日、同業ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)に対する新たな買収案を発表した。米配信大手ネットフリックスによる、WBDの映画事業と配信事業の買収案を上回ることを狙っている。WBDは5日、同事業を720億ドル(約11兆円)で買収することで合意したと発表していた。
ニュージャージー州連邦検察トップが辞任、トランプ氏による任命は「違法」との控訴裁判断受け
トランプ米大統領の元個人弁護士で、ニュージャージー州の連邦検察トップを務めるハバ氏が8日、辞任した。同氏をめぐっては、連邦控訴裁判所が1日に、同州連邦検察のトップを違法に努めているとの判断を示していた。
ロシア・ウクライナ戦争
英仏独ウクライナの4首脳、ロンドンで会談 ゼレンスキー氏は領土問題に懸念
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、ロンドンの英首相官邸を訪れ、英仏独の首脳たちと会談した。4カ国の首脳は、ウクライナとアメリカの当局者が共同で作成した最新のロシアとの和平案について協議した。欧州の指導者たちは「今こそ」、ロシアに戦争を終えるよう経済的な圧力をかけ、ウクライナ支援を強化する必要があると強調した。ゼレンスキー氏は修正和平案について、最もウクライナに不利な項目は削除されたが、領土問題についての妥協点は見つかっていないと記者団に話した。
ロシア政府、アメリカの「安全保障戦略」を前向き評価 自分たちの見方に沿うものだと
アメリカのトランプ政権が先週公表した「国家安全保障戦略」について、ロシア政府は7日、同国の見方と「ほぼ一致している」と前向きに評価した。この戦略では、ヨーロッパを「文明の消滅」に直面しているとし、ロシアについてはアメリカの脅威とは位置づけていない。
チョルノービリ原発の外部シェルター、ドローン攻撃で「安全機能喪失」と国際原子力機関
ウクライナのチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所で、今年2月のドローン攻撃で破損した外部シェルターが、放射性物質を封じ込める主目的をもはや果たせなくなっているという。国際原子力機関(IAEA)が5日、明らかにした。
【解説】 プーチン氏とモディ氏、デリー会談で何を得たのか
4日夜にインドを訪れたロシアのプーチン大統領は5日、ニューデリーでモディ首相との首脳会談に臨んだほか、さまざまな華やかな行事に出席した。プーチン氏は、2022年2月にウクライナ全面侵攻を開始して以来、外交的に孤立してきた。それだけに、インド政府による手厚い歓迎ぶりは西側諸国に強いメッセージを送ったと思われる。しかし、インドとロシアの両政府はこの訪問で具体的に何を得たのか。BBCのロシア編集長とインド編集長が、それぞれ解説する。
【解説】石油、防衛、地政学……なぜプーチン氏はモディ氏に会いにデリーを訪れたのか
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4日夜、2日間のインド訪問のためニューデリーに到着し、ナレンドラ・モディ首相からハグを受けた。両国は年次首脳会議で、複数の協定に署名する見込みだ。両国はなぜお互いを必要としているのか。
プーチン氏、ウクライナ軍撤退なければドンバスを「武力で掌握」と警告
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4日、ロシアの領土だと主張するウクライナ東部ドンバス地方について、ウクライナ軍が撤退しないなら、ロシアが同地域を掌握することになると、再び警告した。また、ウクライナでの戦争終結に関するいかなる妥協案も拒否するとした。
中東危機
イスラエル首相、ガザ和平計画の「第2段階」は近いと
イスラエルのネタニヤフ首相は7日、パレスチナ・ガザ地区での戦争終結を目的にアメリカが仲介してきた計画をめぐり、第2段階は間近だと述べた。ただ、重要な問題は解決されていないとした。
ビデオ, イエス・キリストの生誕地ベツレヘム、3年ぶりにクリスマスの祝祭を再開 ガザでの停戦受け, 所要時間 0,45
イエス・キリストが生まれた町とされる、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区ベツレヘムでは、ガザ地区での戦争が始まって以来、2年連続でクリスマスの公的な祝賀行事がすべて中止されていた。しかし、10月10日にイスラエルとイスラム組織ハマスの間での停戦が発効したことを受け、このキリスト教の聖地は今年、クリスマスの祝祭を再開した。聖誕教会前の広場に設置された伝統的な巨大クリスマスツリーにも、イルミネーションが点灯された。
欧州歌合戦「ユーロヴィジョン」、来年のイスラエルの出場認める アイルランドなど4カ国がボイコット表明
主にヨーロッパの各国が参加する毎年恒例の歌合戦「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト(ESC)」で、来年のイスラエルの出場が認められたことを受け、アイルランドとスペイン、オランダ、スロヴェニアの4カ国は、2026年の同コンテストをボイコットすると発表した。ユーロヴィジョンをめぐっては、パレスチナ・ガザ地区での戦争や、不公正な投票慣行の疑いを理由に、複数の国がイスラエルの排除を求めていた。
イスラエル軍が避難民キャンプを攻撃、子供含む5人死亡と医療関係者が証言
パレスチナ・ガザ地区南部のハンユニスで3日、イスラエル軍の航空機が避難民用のテントを攻撃し、子供2人を含む5人が殺されたと、同地にあるクウェート野戦病院の医療関係者が話した。けが人も複数出ているという。
イギリス政府、ガザ支援物資搬入の遅れを批判 テント到着に1年かかったと
イギリス政府は2日、同国がパレスチナ・ガザ地区に送った1100張以上のテントが、現地に到着するまでに1年以上かかったとして、援助物資搬入の遅れを批判した。イスラエル政府は、援助物資の搬入に関する合意を順守していると強調している。
ガザ地区の死者が7万人超す 停戦以降に350人以上、直近は幼い兄弟2人
イスラム組織ハマスが運営するパレスチナ・ガザ地区の保健当局は11月29日、イスラエルが軍事作戦を始めてからのパレスチナ人の死者が7万人を超えたと発表した。この日の最新の死者には、幼い兄弟2人も含まれている。
読み物・解説
トランプ米政権、ヨーロッパは「文明消滅」の危機と警告 新たな戦略文書で
アメリカのトランプ政権は5日に公表した国家安全保障戦略の中で、ヨーロッパが「文明の消滅」に直面していると警告した。また、特定の国々について、信頼できる同盟国としての存続を疑問視した。33ページにわたる戦略文書では、トランプ大統領が世界に対してどのような構想をもち、それに向けてアメリカの軍事力と経済力をどのように行使するかの考えが示されている。
【2026年サッカー男子W杯】 抽選会で組み合わせ決定 FIFAがトランプ氏に「平和賞」を授与
サッカー男子の2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の組み合わせ抽選会が5日、米ワシントンであった。日本は、オランダ、チュニジアと同じグループFに入った。国際サッカー連盟(FIFA)はこの場で、新たに創設した「FIFA平和賞」の授与式も行い、トランプ米大統領が受賞した。
【解説】 米ネットフリックスがワーナーの主要事業を買収へ 何が起こっているのか
米配信大手ネットフリックスは5日、米ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)の映画事業と配信事業を720億ドル(約11兆円)で買収することで合意したと発表した。現実世界で起きているこの巨人打倒の物語で、注目すべき重要なポイントを解説する。
猫が人間の友達になったのは……思われていたよりずっと後
世界のあらゆる場所で人間と暮らし、飼い主を手玉に取っている猫。その猫が、野生の狩猟動物でいるのをやめ、甘やかされたペットへと転身したのは、従来考えられていたよりずっと最近のことで、場所も違っていたことが、新たな科学的証拠からわかった。
米連邦最高裁、テキサス州の連邦議会選挙区割りの変更を承認
米連邦最高裁判所は4日、テキサス州が連邦下院選で新たな選挙区割りを使用することを認めた。この区割りは、2026年の中間選挙で共和党が多数派を維持する取り組みを後押しする可能性がある。
【解説】 プーチン氏は今どんな心境なのか 直近のウクライナ和平協議からわかること
ウクライナでの戦争と和平をめぐる直近の外交活動からは、ロシアのプーチン大統領の気分と意図について、どんなことがわかるのだろうか。ローゼンバーグ・ロシア編集長が解説する。
今年の単語は「レイジ・ベイト」に、英オックスフォード英語辞典 意図的に「炎上」狙うコンテンツの意味
オックスフォード英語辞典を出版するオックスフォード大学出版局(OUP)はこのほど、2025年の「今年の単語」「レイジ・ベイト」(rage bait)をに選んだ。「レイジ・ベイト」は、インターネット上でのエンゲージメントを高めるために使われる操作的な手法を指す言葉で、OUPによると、過去12カ月でその使用頻度は3倍に増えている。















































